うちの子たち

我が家には4人の子供がいる。

二人は二本足で、もう二人は四本足。

 

二本足のほうは反抗期真っ最中の年齢のはずだけど、その気配は全くない。

「反抗期なんてめんどくさーい」という。

「お母さん、大好き〜、ぎゅーしてー」という。

いわゆる一軍女子ではないが(自分でもそっちではない、という)、やりたいことを自分でちゃんと見つけて、それに向けて自分で調べたり、計画を立てたり、なんかちゃんとしている。

 

宿題もしていかなかった私からすると、「なぜにこんなにいい子なの?」と不思議。

「宿題はしてもしなくてもいいよ」「それは君の選択」「勉強するもしないも君の選択」というのが基本的スタンスなので、「勉強しなさい」とは言ったことがない。

 

塾も行かせていない。

そんな金があるなら家族旅行に使う。

わからないところは学校の先生に聞けばいい。それが仕事なのだから。

塾に行ったら勉強ができるようになるわけではない。塾講師経験者からすると、そんなの当たり前。塾に行ってできる子は、きっと来なくてもできる。

確かにお尻を叩いてもらって、お膳立てしてもらって、やっと勉強する子もいるかもしれない。

上の子もそういう傾向があったが、「わからないところが何か、自分で考えて」「それをわかるようになるにはどうすればいいのか考えて」と、一方的に与えることは避けて、わからない問題は教えるけど、どうすればこの事態を解決できるか、というのは自分で考えるように促してきた。

必要だという問題集は一通り買ってあげた(塾に行くことを考えたら安いもの)。

あとはそれをいかに有効に使うか。

とりあえず上の子は、苦手な数学を得意な英語でカバーして、地域の御三家と言われる進学校に無事入学できた。滑り止めの私立高校も全額免除を勝ち取った!えらい!

 

下の子も、そういう上の子の姿を見て、負けじとがんばっている。ここで負けず嫌いが功を奏している(笑)もちろん、塾には行っていない。

 

今年の春休みは、母子3人で韓国旅行に10日近く行ってきた。

塾の冬季講習分で行けるくらいの貧乏旅行だったけど、大満喫して、「時間が足りない!次は釜山に行きたい!あれもこれも食べたい!」ともう次のことを考えている。

同じお金なら、こうやって使った方がお互いにいいよね。

 

四本足の子どもたちも、病院に行くと必ず褒められるくらいのお行儀の良さ。

鳴くことも、暴れることもない。

TPOをわきまえていらっしゃる。

 

私はラッキーだなぁ。とつくづく思う。

ありがたいことだなぁ。